2012年12月24日

クロス円ドル円 円安傾向続行

クロス円上がってますね。
これだけ急激な上げがあると直後は大体急落するものですが、それがまだ現れない所を見ると、相当強い円売り傾向があるようです。
どう言う事かというと……。

ドル円で言えば、ドル円が上がりそうな時には買いで入りますね。
それが今回で言えば、11月後半頃。
で、その持ったポジションを、今度は売って利益を確定させなければなりません。
どこで売り抜けるか?
大体今回の場合だと、自民党が勝利した直後でしょうか。
そもそも、今回の大幅な円安は、安倍総裁の強力な金融緩和・円高対策発言が元となっているので、その試金石であった衆議院選挙の自民党勝利の瞬間が直近で最も円安となるタイミングであり、その瞬間に売り抜けようと考える人が多いと推測されるからです。

このように、ポジションを持てば必ず手仕舞いしなければならないため、急騰または急落の後は、その反対方向へ急激に値を戻す傾向があるのです。
買ったら売り、売ったら買わなければならないという事ですね。

そういう事を踏まえた上で、この11月下旬から12月までのドル円の急騰、1週間前位から急落が始まって良い状態にあるのですが、まだ横ばいにあると言う事はどう言う事か。
これは、『急騰前に買った大勢の人達が売り抜けしているにも関わらず、ここから買いに入る人達も多いため、横ばいに見えている』という事なのです。
ドル円の売りと買いが拮抗している状態です。
別の言い方をすれば、急落必至の売りが入っているにも関わらず、それを相殺するだけの買いが入っている状態と言えます。
円安はまだまだ進むと考えている市場者が多い事の証明でしょう。

今後も、これまでと変わらず、欧州問題、米の景気と財政の崖問題、日本の貿易赤字、この3つが大きく変わらない限り、円安は徐々に進むでしょう。

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