2014年12月2日

ワンルームマンション賃貸経営

先日、表題の営業が来た。
都心のワンルームマンションを買って賃貸で貸さないかという話。


こちらは若いが資産運用も考えなければならない身上もあって、不動産について少しは調べている。
最近は少子高齢の影響が出始めて、地方の賃貸は空室のオンパレード。
対して大都市では賃貸は堅調である。
そういう訳で、どんなもんかと思って会ってみた訳だが、お話にならなかった。


まず、物件の返済が35年で毎月7.5万+管理費0.5万。
それを9万で貸すとの事。
つまり、粗利は一万円・・・。
家賃は年数が経つほど下がる。
新築時で9万では、5年後には8万程度になっているはずだ。
家賃が返済額+管理費の8万を割るのは目に見えている。
毎月1~数万の逆ザヤ支払が数十年続き、残るのは築35年の古ぼけたマンション1室。
しかもその間、空室になる事もあるだろうし、出入りがあったら清掃代が掛かるし、十数年に一回は大規模改修が必要になる。
この酷さは小学生でも分かると思うのだが。
これを(自称)大手が売り歩いているのだから世も末だな。


まぁ、これまで生きてきて、不動産関係の人間はロクな奴がいないというのが持論だ。
特に不動産会社の社長、役員クラスは酷い。
50過ぎのオッサンが茶髪でタメ口営業とかしてるのを見ると溜息を付きたくなる。
こんな奴等でもやっていけるのだから、本当甘い世界なんだろうねぇ。


不動産ってのは手続きしただけで数千万の数%取るだの、訳の分からん料金がまかり通っている世界である。
馬鹿馬鹿しいので今後は是正されていくだろうが・・・。
土地持ちでも汗かいた訳でも無い手続き屋風情には一律の手数料で十分。
寄生虫は寄生虫らしくゴミでも漁って生きていて欲しいと願う。