2012年12月17日

セブンプレミアムが優秀

セブンイレブンのセブンプレミアムのコストパフォーマンスが非常に良い。
安い。なのに高品質。
セブンプレミアムブランドの商品は大体外れが無い。
この印象を持ち始めたのは大体2年位前からだろうか。

まだ買った事が無いが、金のハンバーグ等を始めとする惣菜や、菓子、果ては調味料に至るまで、安いのに高品質、おいしいと思う物が多い。
調味料で言えば塩コショウが一緒になっている奴が非常に美味いので毎回買っている。
菓子等も100円で美味いと思える物が大量に入っている。

ひとえにセブンが優秀なマーケティング部を育てた結果なのだと思う。
セブンプレミアムの売上高は、前期4200億円、今期4900億円を超えるとの事。

マーケティング部や開発部等、直接利益を生まない部署に力を入れる事は、勇気がいる事だと思う。
管理する側が明確な方向性とビジョンを持ち、そしてリアルタイムに成果を管理出来る組織でなければ、マーケティングや開発と言う物はなかなか利益に結び付かない。
それを、既に斜陽であった百貨店業界(イトーヨーカドー)の出身であるセブンイレブンで成したという事は、通常の企業以上の決断が必要だったに違いない。
普通、こういう落ち目の企業は社員のモチベーションも落ちてしまい、利益に絡まない部署は危機感の低さから真っ先に堕落し易い。
中小企業で急ごしらえのマーケティング・開発部が往々にして結果を生めないのは、これが原因だろう。
うちの会社でも過去に失敗した経験があったし、他の企業の社長からも同様の話を何度か聞いた事がある。
まずは組織とフローを作らなければいけない。

セブンの話に戻ろう。
販売価格に関しては、メーカー側も、販売実績があり、売れると分かっているセブンの商品に関しては最大限卸価格で協力しているのだろう。
だからこそ出来る価格だと思う。

セブン本部と加盟店との間には色々軋轢を聞くが、フランチャイズで高利益を確保し、その資源をマーケティングと開発に回す事で、常に高品質で売れるもの、売れるから安いもの、を提供し続けられる、理想的な循環を構築出来ているのだと思う。

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