2012年11月22日

2012 ドル円の現在と予想

前回その前の記事で書いた通り、ドル円は予想通り高騰を続けている。
ここまで当たるとは。

スキャルなのに何故こういう大局を予想する手間がいるのかと思う方もいるかもしれないが……。
たとえスキャルピングであろうとも、大筋のトレンドを読む事は大切です。
スキャルをやる際、トレンド方向のポジションなら持ちやすいし、勝ち易い。
利確する場面もトレンド方向なら多少伸ばせると言う物だ。

さて、今後のドル円ですが……。
基本的には前の記事から何も変わっていません。
今後も、アメリカ経済と欧州問題の如何によって動いていくでしょう。
裏には、日本が恒常的貿易赤字国になりつつあるという認識もある。
これは、今後赤字指標が続く事によって、加速度的に円売り投資家を生んでいくと思われます。
大口投資家ほど長期的スパンで投資を考える傾向があるので、彼らが、日本が今後貿易赤字国となる事が間違い無いと判断していくにつれ、円安トレンドが明確になっていくでしょう。

日本で輸出企業がトップ集団であり続ける限り、「円安は全てを治す」訳ですが、それも産業構造が本格的に変わらない限り、変化しないでしょう。
円安は日本にとって良薬であり続けます。
製造業の受注の方も、円安効果で戻りつつあります。
ただ、やはり対中貿易の大幅減が非常に辛い。
まぁ、あの国は10億人の人間を背負っている訳ですから、その消費が無くなる事はありません。
状況の回復次第、日本への受注も緩やかに回復していくでしょう。

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