2012年10月11日

製造業とIT

快走コンビニに陰り 上期決算、消費変調にじむ
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDC1000H_Q2A011C1EA2000/?dg=1

まぁ、製造業がこれだけ悪いのだから当然だろうな。まだまだ日本は製造で食っている国。景気の変化は、まず製造業を直撃し、その後数ヶ月間のタイムラグの後に一般消費へ反映する事が多い。逆に消費が陰る頃には製造業は持ち直していたりする事もある。(その後数ヵ月後に消費が持ち直る)
何年も前から、テレビでは製造関連のニュースがめっきり減ってしまい、あろう事か製造を軽視する声まで上がるようになって噴飯物だが、こういう日本の構造をもっと良く若者に発信するべきだと思う。
ITのようなサービス業の輸出で飯は食えない。結局、製造業等がIT関連の得意先なのであって、ITのみで国が成り立つ訳ではない。まず製造があって、そこにITがくっついているのだ。

無論、私も、日本が未来永劫製造業で食っていく国であると思っている訳では無い。最近、特に顕著だが、新興国の安いコストで作ってきた製品に日本の高い製品が負かされる事が多い。私の会社でも中国品に大口の案件を取られた事がある。その後、品質の悪さから半分ほど取り返したが。
物を作る以上、人件費の安さに敵う事は出来ない。だから、これから日本の製造業は、実際の製造現場は海外に作るか、日本に安い海外労働者を連れてきて作らせ、日本人は全員その監督クラスになっていくのが理想の形だと思っている。日本製の品質を保ったまま、人件費を削減し、日本人の雇用も守れる。

サービス業で稼ぐと言えば、観光は面白いと思う。ただ、欧州やアメリカから日本は非常に遠い位置にあるのがネックだが……。
しかし、逆に言えばある程度裕福で安全な観光客に絞る事が出来るとも考えられるだろうか。(旅費が高いからね)

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