2012年10月19日

ドル円 予想的中

以前の記事で書いたように、最初はそれほど動かなかったドル円も株価も上がってきましたね。
やはり、アメリカ経済に対する投資家のマインドは未だかなり疑心暗鬼的になっているため、良い指標が出たとしてもその動きはかなり遅い。
恐る恐る一歩を踏み出すといった体でドルを買っているのがよく分かる。
その中でトレンドが起こって一般市場者全体が動き出すには、これ位掛かるという事だろうか。

これを見てもらえば分かるのだが、一時ドル円は下がり、その後急騰している。
しかし、高値は全く下がっていなかった。
これはどういう事かと言うと、失業率7%台の雇用指標発表から、アメリカ経済が立ち直り始めてこれからドルは上がるぞ、と考える投資家がかなりの数生まれ、下がったドルに対しても変わらず買いが入り続けたので、指標発表に対し懐疑的であった人々も徐々にドル買いを始め、トレンドが生まれているという事である。
既に半月で2円近く急騰しているので今後調整が入る事は必死だが、アメリカの経済指標と企業の決算報告が快調である限り、この大きな流れは変わらないと思われる。
それに加え、日本の貿易赤字・アメリカ長期金利の増加、この2点がドル円高を援護している。無論、欧州の問題が徐々に切り分けられ、問題と対処が明確化されるに伴う安心感も無視出来ない。
当面はアメリカ経済と欧州問題で為替が動いていく構図に変わりは無いだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿